JR東日本仙台支社は26日、只見線の復旧工事完了時期を、当初予定の2021年度中から2022年上半期に変更すると発表した。
只見線の会津川口~只見間は、2011年7月の豪雨により不通となっており、2018年6月より復旧工事が進められている。同支社は、工事の進行とともに「第6只見川橋りょう」の地質状態が想定以上に悪いことが判明し、工法を再検討した結果、工事完了時期を繰り下げることになったとしている。
流失した第5・第6・第7只見川橋りょうは、いずれも橋脚の施工が完了。第5只見川橋りょうは桁架設も完了し、軌道工事を進めている。第6只見川橋りょうは桁架設の準備工を、第7只見川橋りょうは桁架設を、それぞれ施工中だという。JR東日本仙台支社は、これらの工事を2022年上半期に完了させた後、訓練運転などを実施し、2022年内の運転再開を目指すとしている。