JR西日本は27日、きのくに線紀伊田辺~新宮間に新型車両を導入し、あわせてICOCAエリアを拡大すると発表した。
導入する車両は227系。2019年に和歌山線や桜井線へ投入した車両と同じ、2両編成となる。車内には車載型IC改札機を設置しており、これによりICOCAのエリア拡大に対応する。
車載型IC改札機によって新たにICOCAが利用可能となる駅は、紀伊田辺~新宮間のうち、特急列車停車駅として導入済みの8駅を除いた、計21駅。ICOCAのほか、相互利用可能な交通系ICカードで利用できる。同区間へのICOCA導入により、和歌山県内のJR西日本路線全線でICOCAが利用可能となる。
227系の導入とICOCAエリアの拡大は、2021年春の予定。JR西日本は、具体的な日程などについては、決まり次第発表するとしている。