鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

東京メトロ半蔵門線に新型車両「18000系」、2021年度上半期に営業運転開始

2020年9月30日(水)15時32分

東京メトロ18000系(イメージ)
東京メトロ18000系(イメージ)

東京メトロは9月30日、半蔵門線に導入する新型車両「18000系」の詳細を発表した。

18000系は、半蔵門線を走る8000系の置き換えを目的に導入される車両。2019年3月に発表された東京メトログループ中期経営計画「東京メトロプラン2021」において導入が明言されていたが、今回詳細が発表された。

車両の外観は、従来の8000系や08系のデザインを受け継ぎ、直線的なヘッドライトを採用することで、「親しみやスタイリッシュさ」を演出。車端上部には、フリースペースの位置を示すサインを掲示する。

車内では、半蔵門線のラインカラーに同調させた色彩を採用。連結面や座席の袖仕切り、荷棚には透明な強化ガラスを採用し、開放感を高める。また、フリースペースは全車両に設置するほか、ドア出入口下部をホーム側に傾斜させ、バリアフリーに配慮する。このほか、8000系との比較では、座席幅の430ミリから460ミリへの拡大、車両床面高さの1200ミリから1140ミリへの低減など、車内快適性の向上も図る。

機器面では、丸ノ内線用2000系や有楽町線・副都心線用17000系と同様、車両情報監視・分析システム「TIMAシステム」を導入。総合指令所やメンテナンス部署から、機器の状態を遠隔でモニタリングできるようにする。主電動機には永久磁石同期電動機(PMSM)を、制御装置にはシリコンカーバイド(SiC)素子を採用し、8000系よりも消費電力を削減する。また、万が一脱線した際に自動で列車を停止させる、脱線検知装置も搭載する。

18000系は、2021年度上半期より順次営業運転を開始する予定。現在運用中の8000系と同数となる、10両編成19本の190両を導入する。

2020年9月30日(水)15時32分更新

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

京成「3200形」2025年冬登場

京成電鉄の新型車両「3200形」。フレキシブルに変更できる車両で、24年度は6両を導入。

画像

夏臨の185系わずか2列車のみ

2024年夏の臨時列車では、185系の充当列車は「谷川岳もぐら」「谷川岳ループ」のみ。今後どうなるのでしょうか。

画像

デビュー20年超の東急車リニューアルへ

2024年度設備投資計画で発表。3000系以外も対象に?東急広報へ聞きました。

画像

京王に新型「2000系」導入へ

「ラウンド型」のデザインを持つ新型車両。2026年初めに営業運転を開始。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

5月の鉄道イベント一覧

新緑がまぶしい季節となりました。5月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

特急「185」投稿写真募集中!

185系による臨時特急「185」。みなさまが撮影した写真を大募集!投稿はこちらから。