JR東日本は21日、2021年春に実施予定のダイヤ改正における、終電時刻の繰り上げなどについて、詳細を発表した。
終電時刻の繰り上げは、山手線、京浜東北線、中央線、高崎線など、首都圏の17線区。山手線では最大20分程度、京浜東北線では最大33分程度、中央線快速電車では最大30分程度、高崎線では最大で37分程度、それぞれ繰り上がる。
また、京浜東北・根岸線、中央・総武線各駅停車、常磐線快速、常磐線各駅停車では、始発電車の運転時刻繰り下げも実施。3分程度から17分程度繰り下げる。
なお、総武快速線、総武本線、成田線、外房線、内房線、相模線、鶴見線、南武線尻手~浜川崎間、川越線川越~高麗川間、八高線、五日市線、相鉄・JR直通線の各線では終電時刻の繰り上げをしないほか、ダイヤ見直しの対象路線でも、一部区間ではほぼ現行どおりのダイヤ設定とする。また、利用客増加が見込まれる金曜日などには、必要により終電前に臨時列車を運転する。
今回のダイヤ見直しは、新型コロナウイルス感染拡大による、利用者の行動様式の変化にも対応したもの。また、鉄道工事における働き方改革の実現や、鉄道設備の設置・保守のスピードアップによるサービス向上を図るとしている。
JR東日本は、ダイヤ改正の具体的な実施日や詳細時刻については、12月に発表するとしている。