東京メトロは22日、東京都交通局と共同で、デジタルチケット「東京デジタルパス」の技術検証を実施すると発表した。
東京デジタルパスは、磁気乗車券の「東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券」または「Tokyo Subway Ticket」の有効期限を、専用のスマートフォンアプリにより読み取ることで、都電荒川線で利用できるデジタルチケットを表示するもの。有効期限は連動しており、磁気乗車券の期限切れとともにデジタルチケットの利用期間も終了する仕組み。
技術検証は、10月27日から30日までの4日間、都電荒川線の一部区間でモニター60人を対象に実施する。磁気乗車券とデジタルチケットの連動における操作性や使い勝手のほか、乗務員によるデジタルチケットの視認性などを検証する。
今回の技術検証は、東京メトロが進める「my! 東京MaaS」の取り組みの一環として実施するもの。東京メトロと東京都交通局は、この技術検証を通じて、新たなマルチモーダルサービスの実現を目指すとしている。