鉄道コム

JR九州、踏切故障時に遠隔確認するシステムを実証実験

2020年11月6日(金)18時29分

システム概要図
システム概要図

JR九州は6日、踏切の故障時における復旧時間短縮に向けた実証実験を実施すると発表した。

この実証実験は、ソフトバンク、東邦電機工業と共同で実施するもの。踏切制御装置や警報機、遮断機などの踏切設備の動作ログを取得できる情報メモリーに、低電力で動作できるLPWA通信モジュールを搭載した通信デバイスを接続。収集した踏切設備の動作ログを送信することで、係員が遠隔地から状況を確認できるようにする。

これまで踏切設備が故障した際には、係員が現地へ赴き、情報メモリーに解析装置を接続して状況を確認する必要があった。今回導入するシステムにより、遠隔地から状況が確認できるようになるため、復旧対応までの時間短縮を実現し、交通渋滞や歩行者の滞留の解消が期待できるという。

実証実験は、11月20日から2021年1月31日にかけて実施する。JR九州では、交通量が多く、現地到着まで時間を要する踏切等を対象に、2021年度より今回のシステムを導入する予定としている。

2020年11月6日(金)18時29分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。