JR東日本は18日、2021年3月13日のダイヤ改正の詳細を発表した。同社の在来線普通列車では、新型車両の投入、快速「アクティー」の本数削減などを実施する。
車両面では、千葉支社エリア内で、内房線、外房線、成田・鹿島線に新型車両のE131系を投入。成田~佐原間を除く各区間では、ワンマン運転を実施する。また、内房線・外房線では、日中時間帯を中心に、E131系による木更津~安房鴨川~上総一ノ宮間の直通運転を開始。千倉~安房鴨川間の普通列車はE131系に統一する。盛岡・秋田支社エリアでは、キハ40系の代替としてGV-E400系を追加投入。五能線全列車のほか、奥羽本線6本、津軽線10本を、同形式での運転とする。また男鹿線では、全列車をEV-E801系「ACCUM」での運転とする。水戸支社エリアでは、水戸線全列車と常磐線友部~勝田間の一部列車で、E531系によるワンマン運転を開始する。
列車面では、宇都宮線、高崎線、東海道線の通勤快速列車を、それぞれ快速「ラビット」「アーバン」「アクティー」に変更。東海道線では、「アクティー」を平日夜間のみの運転に変更する。平塚~小田原間では運転本数を見直す。常磐線各駅停車では、土休日の我孫子~取手間の運転を、終日取り止める。仙台エリアの東北本線、常磐線、仙台空港アクセス線では、ダイヤを全面的に変更。仙台駅の上り列車発車時刻を一部時間帯で統一するほか、福島~仙台間は白石駅で運転区間を分割するなど、拠点駅間での折り返し運転を増やす。また、東北本線の快速「仙台シティラビット」は、各駅停車に変更する。羽越本線・白新線では、快速「らくらくトレイン村上」と、同列車の折り返しとなる快速列車の運転を取り止め。信越本線の快速「らくらくトレイン信越」は、乗車整理券の発売を取り止め、快速「おはよう信越」と共に、全車指定席の快速「信越」に名称を変更する。
このほか、利用状況の変化などをふまえてダイヤを変更。首都圏では、最終列車の運転時刻繰り上げなど、深夜時間帯を中心にダイヤを見直す。