小田急電鉄は7日、QRコードを活用したホームドアシステムを導入すると発表した。
同社が導入するのは、新型QRコード「tQR」を活用した「ホームドア自動開閉制御システム」。車両の扉ガラス部分にQRコードを貼付し、ホーム上に設置する専用固定カメラで読み取ることで、車掌の列車扉操作にホームドアの動作を連動させるもの。また、QRコードに列車長やドア数・位置の情報を持たせることで、車種・編成に応じて開閉するドアを変更することもできる。同様のシステムは、都営地下鉄浅草線や、京浜急行電鉄線、神戸市営地下鉄西神・山手線、JR東海の在来線でも採用されている。
同システムを採用したホームドアは、登戸駅に設置。下り線の1・2番ホームでは、1月より設置工事を進め、3月上旬に運用を開始。上り線の3・4番ホームでは、3月下旬に工事に着手し、5月ごろに運用を開始するとしている。