国土交通省鉄道局は15日、ひたちなか海浜鉄道湊線の延伸事業について、申請を許可したと発表した。
湊線の延伸事業は、阿字ヶ浦駅から北西へ約3.1キロの区間を整備するもの。ひたちなか海浜鉄道が第一種鉄道事業者となる。設置駅は途中駅と終端駅の2駅。途中駅は地平に設置し、その他の終端駅を含む区間は、高架や橋りょう、盛土とする。
終端駅の設置位置は、国営ひたち海浜公園の西口付近。あわせて同駅に交通ターミナル機能を整備し、国営ひたち海浜公園への新たなアクセス手段の確保のほか、交流人口拡大や地域活性化に繋げる。
延伸区間の工事は、2022年度に開始。2024年春の開業を目指すとしている。事業費は約78億円で、このうち3分の2を自治体が負担する。