JR東日本は19日、IC入場サービス「タッチでエキナカ」を、3月より提供すると発表した。
「タッチでエキナカ」は、エキナカ施設の利用や送迎などの目的で在来線駅構内に入場する際に、Suicaなどの交通系ICカードを利用できるサービス。同一駅の自動改札機を2時間以内に入出場する場合、自動的に本サービスを適用。東京の「電車特定区間」各駅では140円、その他の各駅では150円を、ICカードのチャージ残高から自動精算する。
駅構内への入場用としては、鉄道各社では「入場券」を発売しているが、Suicaなどの交通系ICカードのチャージ残高による自動改札機の利用は、これまで入場券の代用としては利用できなかった。「タッチでエキナカ」は、ICカードを入場券相当のものとして利用できる、初のサービスとなる。
「タッチでエキナカ」のサービス開始日は、2021年3月13日。JR東日本のSuicaエリアのうち、同社の各駅在来線改札にて利用できる。なお、新幹線改札内や簡易改札機、私鉄・地下鉄などとの乗換改札口など、一部駅・改札口は対象外となる。