JR東日本とJR東海は22日、東海道本線の夜行快速列車「ムーンライトながら」の運転を終了すると発表した。
「ムーンライトながら」は、東京~大垣間の夜行快速列車。1996年に定期列車として運転を開始し、2009年以降は臨時列車として繁忙期に設定されていた。
同列車は、東海道新幹線開業以前より、東海道本線で運転されていた夜行普通列車の系譜を引き継ぐもの。新幹線開業以降も通称「大垣夜行」として1往復が残存。1996年に特急型電車の373系へ車両を置き換える際に、「ムーンライトながら」の名称となった。臨時列車化以降は、2013年までは183系・189系、同年からは185系が使用されてきた。
JR東日本とJR東海は、「ムーンライトながら」の運転終了について、「お客さまの行動様式の変化により列車の使命が薄れてきたこと」に加え、使用車両の老朽化が理由にあると説明。同列車は2020年夏以降は運転されておらず、2020年3月の運転分がラストランとなった。