鉄道コム

小田急、AIを活用した踏切監視実証実験の2期を2月に開始

2021年1月28日(木)16時9分

小田急電鉄は28日、AIによる踏切内安全性向上を目指す実証実験の第2期を実施すると発表した。

実証実験は、ノキアソリューションズ&ネットワークスが提供する「カメラ映像とAIによる異常状態検知システム(スペースタイムシーンアナリティクス)」を使用。踏切に設置した監視カメラの映像をクラウドに送信し、AIが異常を検知すると、アラームで知らせる仕組みとなっている。本システムにより、従来の踏切障害物検知装置では困難だった、踏切内の人の動きの検知性能向上を実現する。

この実証実験は、2020年2月から3月にかけて実施した第1期に続くもの。第1期では踏切1か所とサーバー1基の組み合わせだったが、第2期では複数踏切の一括解析を目標に、踏切3か所とサーバー1基の組み合わせで実施する。また、踏切動作前における踏切内での人の転倒といった異常検知も新たに取り組む。

実証実験を実施する踏切は、小田原線「新宿1号踏切」「南新宿3号踏切」「代々木八幡1号踏切」の3か所。2月1日から6月までの予定で実施する。

2021年1月28日(木)16時9分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 神戸市西神車庫廃止[2025年度初頭]
  • 東海道本線静岡エリアお客様サポートサービス導入[2025年6月ごろ]
  • リニア・鉄道館ドクターイエローT4編成展示開始[2025年6月頃]
  • 超電導リニアL0系 改良型試験車「M10」投入[2025年夏]
  • 舞浜リゾートライン二次元コード乗車券導入[2025年夏以降]
  • 東急大井町線各駅停車用6020系導入[2025年夏以降]
  • 伊予鉄道ICい~カードサービス終了[2025年9月]

鉄道コムおすすめ情報

画像

新型新幹線「E10系」開発発表

次期東北新幹線車両として開発。2027年秋以降に落成し、2030年度内に営業運転を開始。

画像

荷物輸送専用の新幹線

荷物輸送サービス「はこビュン」の専用車両。E3系を改造し、2025年秋に投入予定。

画像

「元新京成車」扱いどうなる?

4月1日の京成電鉄と新京成電鉄の合併後、元新京成車はどうなる? 京成に取材しました。その将来の分析も。

画像

80000系で崩れた「伝統」とは

東武鉄道の80000系では、同社一般車のある「伝統」が崩れました。その理由とは?

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

3月の鉄道イベント一覧

ダイヤ改正の3月到来。鉄道旅行や撮影の計画は、鉄道コムのイベント情報で。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。