JR四国は25日(火)、高徳線屋島駅の活性化のために、地元のコミュニティ協議会と共同で取り組みを実施すると発表した。
屋島駅は、現在1日約1300名の乗降人員があるが、近年観光客が減少し駅周辺のにぎわいが失われている。そこでJR四国は、かつて地域の中心であった屋島駅を再生するため、古高松地区コミュニティ協議会とともに活性化に取り組むこととした。
具体的には、駅周辺自治会や鉄道OB有志らが中心となる「JR屋島駅盛りあげ隊」を結成し、駅の活性化や駅周辺の環境整備をおこなう。ボランティアによる観光地のガイドやレンタサイクルの貸し出し、駅舎内のスペースを利用した日曜市等のイベントにより、観光と地域の振興を目指す。
来月13日に駅構内に観光案内スペースがオープン。来年夏にグランドオープンし、これまでJR四国の社員が行ってきた乗車券類の発売業務や駅舎の清掃等の業務は、古高松地区コミュニティ協議会が受託し、窓口の取扱時間の拡大などが行われる予定。