神奈川県は8日、藤沢市、鎌倉市と共同で、JR東日本と「村岡新駅(仮称)」の設置に関する覚書を締結したと発表した。
村岡新駅は、東海道本線の大船~藤沢間、藤沢市宮前付近に設置。両駅からの距離は、大船駅から西に約2.6キロ、藤沢駅から東に約2.0キロとなる。同駅は、藤沢市村岡地区や、かつてJR東日本の大船工場が所在した鎌倉市深沢地区の土地区画整理事業とあわせて設置するもの。3県市とJR東日本は、2018年に12月に、新駅設置に関する基本事項に合意。今回、新駅の設置に関する覚書締結に至った。なお、新駅の設置に関する費用については、JR東日本が15%、神奈川県が30%、藤沢市と鎌倉市が各27.5%を負担する。
村岡新駅は、東海道本線の駅としては、JR東海が2020年3月14日に開業した御厨駅以来の新駅。JR東日本の管轄エリアにおいても、所属上の「東海道本線」の駅としては、同日開業の高輪ゲートウェイ駅以来の新駅となる。一方、JR東日本の管轄エリア内で、かつ運行系統上の「東海道線」の列車が停車する駅としては、1925年の熱海駅開業以来の新駅となる。