京阪電気鉄道とアプリズムは16日、白杖や車いすの利用者を駅係員へリアルタイムに通知する実証実験を実施すると発表した。
実証実験は、白杖や車いす利用者の線路転落・車両接触事故を防止するための取り組みの一環。祇園四条駅の改札付近に、AIによる画像認識が可能なIoTカメラ「Vieurekaカメラ」を設置し、改札を通過する白杖や車いすの利用者を自動で検知。駅係員が利用する業務用携帯電話などの端末に、リアルタイムで通知する。これにより、駅係員がこれらの利用者を早期に把握し、必要なサポートや見守りといった行動へとつなげる。
実証実験は、2月19日から4月末まで実施。両社では、実証実験によってAIの検知精度や駅係員による運用を検証し、今後のさらなる技術革新に繋げるとしている。