JR九州と添田町は15日、日田彦山線の不通区間をBRT(バス高速輸送システム)方式に転換する一環で、彦山駅の現駅舎の撤去すると発表した。
日田彦山線の添田~夜明間は、2017年の九州北部豪雨で被災したために運休が続いている。復旧方式については、JR九州と沿線各自治体の間で、彦山~宝珠山間をBRT専用道として整備し、BRTによる運行へ転換する形で2020年に合意に至っている。
添田町は、BRT専用道を整備するにあたり、彦山駅の現駅舎は撤去することを決定。築80年が経過し老朽化が進んでいることや、駅舎を撤去することでホームまでの段差を解消できること、駅前広場を広く活用することができることを理由に挙げている。駅舎撤去後については、イベントスペースや駐車場として活用できる駅前広場や、既存休憩所と一体となる待合所を整備するとしている。
JR九州では、3月に駅舎やホームの撤去工事に着手する予定。工事完了後、7月ごろよりBRT専用道の工事を始めるとしている。