JR四国は29日、観光列車「伊予灘ものがたり」の現行車両による運転を、12月をもって終えると発表した。
「伊予灘ものがたり」は、2014年7月に運転を開始した観光列車。予讃線の松山~伊予大洲・八幡浜間で、土休日を中心に1日2往復運転している。現在は、キハ40系を改造したキロ47形2両編成を使用しているが、2021年10月~12月に開催する「四国デスティネーションキャンペーン」の閉幕にあわせ、同車両による運転を終了。新たに改造するキハ185系3両編成に置き換える。
キハ185系改造車両での運転開始予定は、2022年春。現在の車両と同様、松山~伊予大洲・八幡浜間で、土休日を中心に1日2往復運転する。なお、改造車両のデザインについては、決まり次第発表するとしている。
JR四国では、現行車両の引退企画として、「伊予灘ものがたり」アテンダントがデザインした、ラストランオリジナルロゴマークを公開。また、同列車にまつわるエピソードの募集や、ラストラン特別ツアーの開催も予定している。