JR西日本は3月31日、同社の交通系ICカード「ICOCA」サービスエリア内において、普通回数乗車券の発売を終了すると発表した。
回数券の発売終了は、「ICOCAポイントサービス」のサービス拡充に代わるもの。このポイントサービスは、同社管内のICOCAサービスエリアにてICOCAを利用した際、1か月間に同一運賃区間の利用が11回以上となった場合に、ポイントを積算する。同社は、このサービスのポイント積算率を、当初の10%から15%に拡大。これにあわせ、対象エリアの回数券発売を終了する。
発売終了となる回数券の対象区間は、ICOCAポイントサービス対象エリアの駅相互間。なお、発売終了エリア内の駅相互間でも、身体障害者用、知的障害者用及び通学用の割引普通回数乗車券は発売を継続。また、新幹線経由やJR他社とまたがる区間の普通回数乗車券についても、従来通り発売するとしている。
対象となる回数券の発売終了日は、2021年9月30日。なお、発売した回数券は、有効期限までの間は通常通り利用できる。JR西日本では、今後同社のICOCAエリアを拡大した場合、当該エリアの回数券の発売を終了するとしている。