JR東日本は6日、青森県、岩手県、秋田県の各エリアにて、Suica導入エリアを拡大すると発表した。
対象となるのは、青森エリアが、奥羽本線の弘前~青森間各駅。盛岡エリアが、東北本線の北上~盛岡間各駅、田沢湖線の盛岡~雫石間の各駅、釜石線の花巻~新花巻間の各駅。秋田エリアが、奥羽本線の和田~秋田~追分間の各駅、男鹿線の追分~男鹿間の各駅、羽越本線の新屋~秋田間の各駅。いずれの駅でも、チャージ残高による乗車のほか、Suica定期券が利用できる。
同社は、今回導入する3エリアにて、新たな改札システムを使用するとしている。従来の改札システムは、各改札機にて運賃を計算していた。新システムにおいては、自動改札機が持っていたSuicaの主要機能を、センターサーバーへ集約し、クラウド化。自動改札機ではなく、サーバーで運賃を計算する。同社はクラウド化の理由について、将来的なさらなるSuicaエリア拡大や、モバイルSuicaなどのスマートフォンによる多様なサービス提供の実現を目指すためとしている。
サービス開始時期は、2023年春以降。なお、新たに導入する3エリア間や、首都圏、仙台、新潟の各エリアをまたがっての利用はできない。JR東日本では、サービス開始日やSuica発売駅などの詳細については、決まり次第知らせるとしている。