JR西日本は4日(木)、宮島航路の事業を子会社化し、本体より分離させると発表した。
宮島航路(宮島連絡船)は広島県廿日市市の宮島口と宮島を結ぶ航路で、1903年に山陽鉄道が営業を開始。国有化、民営化を経て、1987年からJR西日本が運営していた。しかし、1996年度以降より赤字が続き、このたび子会社化が決定。これにより、全国で唯一残っていたJR直営の船舶事業が廃止されることになる。
新会社はJR西日本が100%出資する子会社で、名称は「JR西日本宮島フェリー株式会社(仮称)」。来年2月に会社を設立し、同4月より営業を開始する予定。