JR九州は20日、同社線内で完結する普通回数乗車券について、発売を終了すると発表した。
回数券の発売終了は、新型コロナウイルスの影響による、利用者の減少や同社経営環境の変化を受けたもの。なお、JR西日本へまたがる回数券や、身体障害者割引、知的障害者割引、通学割引の回数券については、引き続き発売するとしている。
対象となる回数券の発売終了日は、6月30日。下関駅発着の回数券に限り、発売終了日は9月30日とする。発売した回数券は、有効期限までの間は通常通り利用できる。
同社はまた、交通系ICカード「SUGOCA」利用時における、ポイント積算サービスの終了も発表した。対象は、SUGOCAによる乗車時のポイントサービスと、自由席特急券購入時のポイントサービスの2つで、6月30日をもって終了する。なお、唐津線(西唐津~唐津間)・筑肥線~福岡市地下鉄線の相互間でポイントを付与するサービスについては、引き続き実施するとしている。