秋田臨海鉄道は10日、同社のディーゼル機関車、DE10形1251号機を、西濃鉄道に譲渡すると発表した。
秋田臨海鉄道は、秋田港付近の貨物線を運営していた事業者。3月に事業を廃止しており、現在は会社の解散に向けた手続きを進めている。
1251号機は、2016年まではJR北海道に所属していた車両。秋田臨海鉄道へ譲渡され、同年12月に運用を開始していた。事業廃止後の5月1日、2日には、同機の運転体験会が開催されており、このイベントが最後の活躍の場となった。
秋田臨海鉄道では3月1日に、DE10形1両を仙台臨海鉄道に譲渡している。今回の1251号機の譲渡にともない、現時点での残存車両は、DD56形2号機、DE10形1543号機の2両となる。