京阪電気鉄道は1日、5000系の営業運転終了時期を9月ごろに延期すると発表した。
5000系は、1970年にデビューした車両。同社の一般車両は1両あたり片側3扉が基本だが、5000系では5扉とすることで、ラッシュ時の混雑緩和に貢献してきた。一方、同社が導入を進めるホームドアには対応できないことから、5000系以前にデビューした車両より、一足早く引退することとなっていた。
5000系の引退時期は、当初は2021年6月を予定していたが、列車運用の見直しにより、これを9月ごろに延期。代替車両となる13000系5次車の導入完了時期も、同時期に変更する。
なお同社では、新型コロナウイルスの影響で中止となった5000系車両引退記念イベント「5000系ありがとう寝屋川車庫洗車体験会」について、感染拡大状況を見つつ実施の可否を検討していくとしている。