近畿日本鉄道は、新型特急車両「22600系ACE(エース)」を、来年4月から順次導入すると発表した。
近鉄では初めて、車内の座席にコンセントを設置するほか、トイレには温水洗浄便座を導入する。インテリアは落ち着きと高級感を持たせ、外観は伝統的な近鉄特急のイメージカラーを踏襲したデザインとする。
この車両は、南大阪線などの一部をのぞく近鉄全線で使用。今後は、来年4月1日に4両編成2本と2両編成1本の計10両を、約19億円をかけて導入する。また、来年度中にさらに22両を導入。その後も逐次旧型特急車両との入れ替えを進めていく予定。同社での新型特急車両の導入は、2003年の21020系「アーバンライナー・ネクスト」導入以来6年ぶりとなる。