伊予鉄道は29日、鉄道事業・軌道事業の上限運賃変更について、国土交通省四国運輸局に認可申請した。
認可申請した上限運賃の変更は、郊外電車および市内電車の全線が対象。全区間において、普通運賃を10円引き上げるほか、定期運賃も普通運賃にあわせて値上げする。上限運賃の改定率は、普通運賃が3.3パーセント、通勤定期運賃が4.2パーセント、通学定期運賃が3.4パーセント。変更後の運賃は、郊外電車の初乗り運賃と市内電車の均一運賃が180円、大人1か月普通定期運賃が3キロ以内5810円などとなる。
運賃変更は、12月1日を予定。今回の運賃変更は、消費税率変更によるものを除くと、1994年以来約27年ぶりとなるという。伊予鉄道では、今後も新型LRT車両の導入や駅バリアフリー化工事などの推進により、安全や利便性の確保を実現するとしている。