JR東日本は30日、只見線会津川口~只見間の第一種鉄道事業廃止の届出および、同区間の第二種鉄道事業許可の申請を、国土交通大臣に宛てて実施したと発表した。
只見線の会津川口~只見間は、2011年7月の豪雨により不通となっており、2018年6月から復旧工事が進められている。JR東日本では、福島県との間で協議の上、福島県が線路を保有する「上下分離方式」で復旧することで2017年6月に合意しており、今回の廃止届出と事業許可申請はこれに基づくものとなる。なお、福島県でも、同日付で第三種鉄道事業許可の申請を実施している。
只見線の復旧は、2022年内を予定。再開後の只見線は、鉄道施設等の維持管理は福島県が担い、JR東日本が線路使用料を福島県へ支払う形で運行されることとなる。