JR東日本、JR西日本、近畿日本鉄道、京王電鉄、東急電鉄、南海電気鉄道、阪急電鉄は1日、AIを活用した旅客案内の実証実験を連携して実施すると発表した。
今回の実証実験は、案内AIシステム「AIさくらさん」や「BotFriendsVision」、AI案内ロボット「歩夢-AyumI-」などを活用し、非対面や非接触でのAIによるお客様案内を実現するもの。各社ではこれまでも単独で実証実験を実施していたが、今回はターミナル駅での相互案内といった事業者間での連携を図るほか、実証結果の共有を通してAI機能や案内業務の向上を目指すとしている。
実証実験の実施期間は、7月7日から9月30日まで。実施箇所は、JR東日本が渋谷、高輪ゲートウェイ、海浜幕張、仙台、盛岡、青森、秋田の各駅、JR西日本が大阪駅、近鉄が大阪難波駅、京王が新宿駅、下北沢駅、東急が渋谷駅、自由が丘駅、南海が難波駅、阪急が大阪梅田駅。近鉄の大阪難波駅と南海の難波駅では、両駅間のルート案内や両社の運行情報などを、相互に案内するとしている。