JR東日本は6日、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催期間における鉄道セキュリティ向上の取り組みの一環として、手荷物検査の実施を発表した。
手荷物検査は、首都圏の新幹線や在来線の一部駅において実施する場合があるとしている。駅や列車内への危険物持ち込み防止を目的とするもので、危険物探知犬や、不審者・不審物検知機能を有する防犯カメラを用い、検査の対象者を特定する。
このほか、新幹線車内の巡回警備員にウェアラブルカメラを導入し、異常時には遠隔で後方支援できる体制を整えるほか、防犯カメラのネットワーク化によるセキュリティセンターでの集中監視、社員や警備員による警備強化といった、ハード面・ソフト面での対策強化を実施する。
危険物探知犬や防犯カメラなどによる危険物などの検知は、JR東海や東京メトロ、東京都交通局も実施する予定。東京メトロにおいては、巡回警備員のウェアラブルカメラ携行も実施する。JR東日本では、「お客さまに安全かつ安心してご利用いただけるよう」、これらの取り組みを実施するとしている。