JR九州は28日、西九州新幹線に導入する車両「N700S」のデザインを決定したと発表した。
デザインコンセプトは、「九州らしいオンリーワンの車両」。「九州の経済と文化と人を結び、豊かなコミュニケーションを生む」「『新幹線つばめ』のDNAを持続させ、変化・進化させて『新幹線かもめ』を表現」「西九州から吹く暖かくて優しい風を世界へ届ける」の3点をテーマにしたという。
エクステリアデザインとしては、JR九州のコーポレートカラーである赤を配色し、シンボルマークやロゴを配置。また、列車名である「かもめ」を毛筆体であしらっている。
インテリアデザインは、「優しい、明るい、楽しい、心地良い、美しい」をテーマに、色、形、素材を選定。和洋折衷、クラシックとモダンを組み合わせた、「懐かしくて新しい空間」を表現したとしている。座席は、1~3号車の指定席が2+2列、4~6号車の自由席が2+3列配置とする。
西九州新幹線の武雄温泉~長崎間は、2022年度秋ごろの開業を予定している。