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東武、SL大樹に展望車「オハテ12形」を導入

2021年9月24日(金)14時34分

東武鉄道は24日、SL「大樹」用客車として、「展望車」を導入すると発表した。

導入する展望車(イメージ)
導入する展望車(イメージ)

導入する車両は、JR四国から譲受した12系中間車を改造するオハテ12形。2両を導入し、オハテ12-1は「ぶどう色」、オハテ12-2は青色の塗装とする。車両は、SLが活躍していた昭和30年代の客車をイメージして改造し、車端部に開放型展望デッキを設置。開閉可能な側窓とあわせ、「SLの躍動感や空気感」を肌で感じられる車両とする。また、ボックス席には大型テーブルを設置するほか、車内にカウンターやモニター・パンフレット台などを設置したフリースペースを設ける。

展望デッキ(イメージ)
展望デッキ(イメージ)
大型テーブルを設置する客室内(イメージ)
大型テーブルを設置する客室内(イメージ)

加えて、展望車には車両下部に車外向けのスピーカーを設置。「メロディホーン」を鳴動可能な仕様とする。メロディーは、「SLが力強く走る様子」「沿線から手を振ってくださる方へ」をテーマとした、倉沢大樹さんによる2曲を採用。「沿線の皆様からのおもてなしに対して感謝を伝えるツール」として、SL観光アテンダントにより走行中随時放送するとしている。

展望車は、オハテ12-1が2021年11月4日に、オハテ12-2が11月13日に、それぞれ営業運転を開始。「SL大樹」「SL大樹ふたら」の中間車両として運用する。

2021年9月24日(金)14時34分更新
 

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