JR西日本は3日、2021年度から2023年度にかけて、北陸新幹線用W7系を新製投入すると発表した。
W7系は、2015年の北陸新幹線金沢延伸開業時にデビューした車両。同社は今回、北陸新幹線敦賀延伸用と、2019年の台風19号により被災し廃車となった編成の代替として、計13本を投入する。
新たに投入する編成は、既存のW7系をベースとするが、一部に改良を加えている。機器面では、台車には台車モニタリング装置を搭載するほか、車両への着雪を減らす設計とすることで、安全・安定性の向上を図る。車内では、車いす用フリースペースを導入するほか、荷物置き場の増設、停電時にも水洗使用可能なトイレの設置などの変更を加える。
W7系新造編成は、被災編成の代替となる2本を2021年度に投入。敦賀延伸に向けた編成については、2021年度に1本、2022年度に7本、2023年度に3本の、計11本を投入するとしている。