JR九州は、九州新幹線800系「つばめ」のデザインの一部を変更した、新800系車両を3編成投入する。
新800系では「九州にしかないオンリーワンのデザイン」を目指し、鉄道車両では世界で初めて、車両先端のライトカバーに凸型の曲面構造を採用するほか、車内の妻壁に金箔を使用する。また、一部号車で博多織を額に入れて飾ったり、電話室の暖簾に久留米絣(がすり)を使用するなど、九州の素材や工芸をあしらう。
また、新編成の車内には、多目的室や、文字ニュース等を表示する車内表示器を客室中央部に設置する。
2009年夏から2010年秋にかけて導入し、2011年春の九州新幹線・博多~新八代間の開業に備える。1編成は6両編成で、3編成合計の製作費はおよそ63億円。