来年3月14日に、「Kitaca」と「Suica」の相互利用がスタートする。また同日から、SuicaおよびPASMOの利用可能エリアが拡大する。
JR北海道とJR東日本などのSuica発行事業者は、KitacaおよびSuicaのIC乗車券と電子マネーにおける相互利用サービスを、3月14日に開始すると発表した。同日には、これを記念したデザインのKitacaカード(1万枚)とSuicaカード(5万枚)をそれぞれ発売する(発売場所は追って発表される)。Kitacaの電子マネーサービスは同日から開始され、Kitacaエリア内のキヨスクや駅構内の飲料自動販売機、飲食店、コインロッカーで使用可能。今後、札幌駅のJRタワーの各商業施設にて、Kitacaの電子マネーサービスが導入される。
Suicaでは、新たに14線区115駅が利用可能エリアに追加される。Suica定期券による新幹線乗車サービスも、新たに東北新幹線の郡山~仙台間、上越新幹線の長岡~新潟間と高崎~上毛高原間、長野新幹線の高崎~安中榛名間に拡大される。在来線で拡大となる路線と区間は以下の通り。上越線の渋川~水上間、信越本線の高崎~横川間、常磐線の高萩~いわき間、総武本線の成東~銚子間、成田線の成田~椎柴間、外房線の大原~安房天津間、内房線の君津~安房鴨川間、東北本線の白石~矢吹間、磐越東線の舞木~船引間、常磐線の山下~原ノ町間。
PASMOでは、関東鉄道、千葉都市モノレール、舞浜リゾートラインが同日から利用可能となる。これにより、PASMO協議会に加盟している事業者のうち、鉄道・モノレールの26のすべて事業者でPASMOの導入が完了する。