鉄道コム

JR東海、新幹線用新型レール削正車を導入

2021年12月8日(水)18時0分

新型レール削正車
新型レール削正車

JR東海は8日、新型のレール削正車を導入すると発表した。

新型レール削正車では、レール断面に合わせて砥石の圧力と角度を自動的に調整する「削正支援システム」を搭載。削正対象の1区間につき、現在は砥石の圧力や角度を調整できないため、工程を4回行う必要があったが、3回に短縮できる。工程の短縮により、1日に削正できるレールの距離が伸び、従来よりも傷の発生を予防できるため、レール交換頻度の低下が可能となる。

また、消耗した砥石を個別に停止できる機能を新たに追加する。現在は、レール内方用の砥石を個別に停止することができないため、作業前にあらかじめ全て新品に交換する必要があった。新車両では、消耗した砥石を個々に停止・交換することが可能になり、過剰な交換を減らすことができる。これにより砥石の使用量、廃棄量が削減できる。

このほか、削正車が故障した際には異常が発生している箇所を表示する機能を追加し、復旧作業が迅速に行えるようにする。

メーカーは現行の車両と同じくスペノ・インターナショナルで、保有数も同じく2編成となる。1編成目の運用開始は、2023年1月の予定。

2021年12月8日(水)18時1分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。