京王電鉄は10日、2022年春に京王線でダイヤ改正を実施すると発表した。
新たなダイヤでは、「特急」と「準特急」の種別を特急に統合。特急の停車駅に笹塚駅、千歳烏山駅を追加し、調布以東での乗車機会向上や、多摩地区~都営線内・調布以東間のアクセス向上を図る。
また、座席指定列車「京王ライナー」では、平日のみ明大前駅を停車駅に追加。上りは降車専用、下りは乗車専用とする。また、土休日の運転本数を拡大するほか、高尾山アクセス用の臨時列車「Mt.TAKAO号」を通年運行とする。
このほか、平日ダイヤでは、朝ラッシュ時間帯上り列車の運転本数適正化による定時性向上、20・21時台の調布駅における接続改善など、土休日ダイヤでは、日中時間帯の相模原線京王多摩センター~橋本間における列車種別・本数の見直し、同時間帯の動物園線の等間隔運転化などを実施する。
今回の改正で特急に統合され廃止となる準特急は、2001年に登場した種別。急行と特急の中間に位置する列車で、同社独自の種別となっていた。
京王電鉄では、具体的な実施日や詳細な時刻などについては、2022年1月下旬頃に発表するとしている。