横浜市交通局は13日、ブルーラインに新型車両「4000形」を導入すると発表した。
4000形のデザインコンセプトは、「海辺の先進的な都会感」。「横浜のイメージ」や「横浜らしさ」を抽出し、凛とした佇まいやスピード感を表すデザインとする。先頭車両は、従来のブルーライン車両の面影を残しつつも、平面や直線のエッジを際立たせた構成。様々な方向を向いた多面的なデザインとすることで、見る角度とともに先頭形状の表情を変化させることを狙う。
車内は、床面にブルーラインのシンボルカラーであるブルー、壁面にグレー、出入口付近に注意喚起色であるイエローを配置。また、「ゆずりあいシート」付近の床面を赤、壁面を白とすることで、ゾーンの認識性を高める。また、座席幅の拡大や座り心地の向上、袖仕切りの大型化による快適性の向上、車いす・ベビーカーエリアへの2段手すり配置や床面表示新設によるバリアフリーへの配慮、車内防犯カメラの設置などの安全性向上も図る。
4000形は、2022年度に5本、2023年度に3本を導入する予定。1本目は2021年12月に納車され、2022年5月に営業運転を開始する。横浜市交通局では、4000形の導入により、デビューから28年が経過した3000A形を代替するとしている。