JR西日本は17日、紀伊半島方面の特急「くろしお」と、北近畿方面の特急「こうのとり」「きのさき」「はしだて」「まいづる」について、2022年3月のダイヤ改正にあわせ全車指定席に変更すると発表した。
各列車の全車指定席化は、同社のネット予約サービス「e5489」の「チケットレスサービス」拡充にあわせて実施するもの。チケットレスサービスは、昨今の着席ニーズの高まりを受けてサービスを拡充するとしており、設定区間の拡大や、割引額で発売する「トク特チケットレス」の設定期間延長・区間拡大を実施する。対象の特急5列車のほか、新快速で提供している定員制有料座席サービス「Aシート」も、全席指定席に変更。北陸本線の特急「サンダーバード」全列車と、「しらさぎ」のうち9両編成の列車については、自由席1両を指定席に変更する。
各列車の指定席拡大は、2022年3月12日のダイヤ改正にあわせて実施。JR西日本では、指定席の拡大にあわせ、特急用定期券「パスカル」の発売区間を縮小するほか、「イブニング定期特急券」の発売を終了するとしている。