京浜急行電鉄は24日、新1000形新造車両(1890番台)の愛称を「Le Ciel(ル・シエル)」に決定したと発表した。
新1000形1890番台は、ロングシートとクロスシートの切り替えが可能な車両。「モーニング・ウィング号」などの座席指定列車や、普通列車、貸切列車と、多機能な運用を実現している。愛称については、2021年6月から7月にかけて一般募集しており、当初は9月末の発表を予定していた。
決定した愛称「Le Ciel(ル・シエル)」は、フランス語で「空」を表すもの。また、伝統の海水浴特急「ラ・メール号」をオマージュしたほか、頭文字がロングシートとクロスシートを表す「L」「C」となる。加えて、日本語では4文字となり発音しやすいほか、高級感のある響きなどが評価された。
今回選定した「Le Ciel」は、応募作品の約3000件のうち最優秀賞を受賞。このほか優秀賞として、「レッドラビット(赤うさぎ)」「飛躍」「サンサン号」「幸風」の4作品を選定している。今回の最優秀賞作品については、同社にて掲出用にデザインし、新造車両の2号車車体側面に掲出する。京浜急行電鉄では、「Le Ciel」の愛称掲出については、2022年3月ごろを予定するとしている。