JR九州は14日、車内飲料自動販売機サービスについて、2022年3月末をもって終了すると発表した。
サービス終了の対象となるのは、在来線の全特急列車と、九州新幹線博多~鹿児島中央間のうち、800系6両編成で運転する列車。なお、同社管内を走行する車両のうち、九州新幹線「みずほ」「さくら」などで運用されているN700系8両編成については、自動販売機の取り扱いについて発表していない。
同社のサービス提供終了は、駅構内における販売施設の拡充や、新型コロナウィルスの影響によって、車内自動販売機の利用が減少していることを受けたもの。近年、車内自動販売機サービスは各社で見直しが進められており、JR東日本の各新幹線や東海道新幹線では全廃。山陽新幹線においても、「みずほ」「さくら」などのN700系8両編成を除き、サービスを提供していない。
JR九州のサービス提供終了時期は、2022年3月末。2月よりサービス終了にともなう作業を順次進めるため、列車により飲料自動販売機が利用できない場合があるとしている。