相模鉄道、東急電鉄は27日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構などとともに、「相鉄・東急直通線」の開業予定時期を2023年3月とすると発表した。
相鉄・東急直通線は、相鉄線と都心方面を直通する「神奈川東部方面線」の1つで、西谷~新横浜間の相鉄新横浜線、新横浜~日吉間の東急新横浜線の2路線で構成される。2019年には「相鉄・JR直通線」として西谷~羽沢横浜国大間が開業しており、現在は羽沢横浜国大~日吉間の工事が進められている。
工事状況については1月現在、トンネルや途中駅の新横浜駅・新綱島駅の土木工事が概ね完了し、主に軌道・電気・駅舎建築及び機械設備工事を進めている段階だという。これらの工事が完了した後、鉄道施設の検査、乗務員の訓練運転、国土交通省による完成検査などを実施していく予定としている。
相鉄・東急直通線の開業後は、相鉄本線・いずみ野線、東急東横線・目黒線のほか、東京メトロ南北線・副都心線、東京都交通局三田線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、東武東上線との直通運転を実施する予定。現在東横線や副都心線などとの直通運転を実施している西武有楽町線・池袋線・狭山線を含めると、7社局14路線による直通運転ネットワークが形成されるとしている。なお、西武鉄道の各線については、相鉄・東急直通線との直通運転は実施しない。
相鉄と東急は、相鉄・東急直通線の具体的な開業日や運行計画については、改めて知らせるとしている。