井原鉄道は28日、岡山県の星空をイメージした特別企画車両「スタートレイン」を導入すると発表した。
スタートレインは、「天文王国おかやま」の魅力を発信することを目的とした観光列車。車内のロングシート化とあわせて、既存車両1両を改造する。外装や内装は、岡山県域の星空と地域の観光素材を溶け込ませたフルラッピングとし、車内には小型のプラネタリウムを整備する。デザイン監修は現代美術家の太田三郎さん、アートディレクターは田代卓さん、イラストレーターにはYuzukoさんを、それぞれ起用する。
同社によると、昨今の新型コロナウイルス感染症の流行で、密を避けながら楽しめる観光地として、「天文王国おかやまの美しい星空」が注目されているという。こうした中、同県域の美しい星空の魅力を広く発信するため、観光庁の補助事業を活用して、スタートレインの導入を決めたとしている。
スタートレインの運転開始は、2022年2月22日を予定する。