東京都墨田区は4日、東武伊勢崎線とうきょうスカイツリー駅新駅舎のデザインを発表した。
とうきょうスカイツリー駅周辺では、踏切の除却を目的とした連続立体交差事業が進められている。高架化にあわせ、同駅は現在地より約150メートル東側へと移設する計画で、完成時には上り線の単式ホーム1面、下り線および入出庫線の島式ホーム1面と、留置線を備えた構造となる。
今回発表した新駅舎のデザインは、アンケート結果や景観アドバイザーとの協議を経て決定した。デザインコンセプトは、「まちと東京スカイツリーを結び、導く駅」。東京スカイツリータウンに隣接する南側については、同施設と調和させた外壁パネルをベースを採用。北側では、伝統的な木造家屋に見られる「下見張り」をデザインに取り込むほか、視線を自然と東京スカイツリーへ導くようなデザインとする。また、ホームの階段などには透過性のある素材を用いることで、ホームや路地空間にやわらかい光を取り込む意匠とする。
とうきょうスカイツリー駅周辺の連続立体交差事業は、2025年3月の完了を予定する。なお、同駅へのホームドア設置については、新駅が段階的な整備となることを踏まえ、設置時期を別途検討するとしている。