JR貨物は8日、米原貨物ターミナル駅(仮称)の事業を中止すると発表した。
米原貨物ターミナル駅は、同社が米原駅南側に計画していた貨物ターミナル駅。滋賀県内初の鉄道貨物の拠点として建設が計画され、2002年度に事業化が決定していた。当初予定では2010年の供用開始を予定しており、新規潜在需要や周辺他駅からの移転により、年間約40万トンの貨物取扱を見込んでいた。
JR貨物では、採算性の確保が難しいことを主な理由とし、かつ昨今の情勢で事業収支の見込みが極めて厳しいことから、今回、事業を中止する結論に至ったという。同日、滋賀国道事務所でも、同駅へのアクセス道路の整備中止を発表している。