JR東日本は10日、自動運転導入に向けた試験を、日中の営業時間帯に山手線で実施すると発表した。
同社は、「ドライバレス運転」の実現に向けたATO(自動列車運転装置)の開発を進めており、2018年度以降、山手線にて終電後の時間帯に運転機能や車両制御の試験を実施していた。今回、実際の営業列車と同様、前後に列車が走行している環境で試験を行い、加速・惰行・減速などの自動運転に必要な運転機能、乗り心地、省エネ性能などを確認するという。
試験日程は、2022年2月中旬から下旬にかけての5日間。対象車両は、E235系1本を予定する。JR東日本は、自動運転導入に向けた技術開発を進め、2025~2030年頃に山手線などへのATO導入を目指すとしている。