JR北海道は16日、北海道新幹線札幌駅の外観デザインを発表した。
新幹線札幌駅のデザインコンセプトは、「大地の架け橋」。札幌の活力ある都市の街並みと北海道の大自然をつなげる架け橋として、また、雄大なランドスケープが札幌と日本、世界をつなぐ架け橋となるようデザインしたという。
外観は、札幌の顔となることを意識しており、曲線状の屋根は北海道の山並みをイメージ。ホーム部は開放的な設計とし、創成川通りを見通せるデザインとする。内装には、道産の木材や赤レンガ、札幌軟石など、北海道や札幌市にゆかりのある素材を活用する。
新幹線駅は、現在の在来線駅より東側に設置。対向式ホーム2面2線を備える。在来線駅と新幹線ホームの中間には新幹線駅舎を建設し、再開発ビルのアトリウム空間と改札口を接続する。また、札幌市からの要望を受け、新幹線東改札口も設ける。在来線駅側では、ホーム東側にこ線橋を整備し、新幹線駅との連絡通路に接続。新幹線駅舎内に在来線の改札口も新たに設置する。新在連絡通路や新幹線ホームには、動く歩道を整備するとしている。
北海道新幹線の新函館北斗~札幌間は、2030年度末の開業を予定。3月現在、在来線駅では新幹線関連の工事が進められており、10月には新設する11番線の使用を開始する。新幹線部分については、6月ごろに高架橋の工事を開始するとしている。