JR東日本は25日、篠ノ井線明科駅のリニューアル工事を実施すると発表した。
明科駅は、現在の駅舎になってから約100年が経過しており、老朽化が進んでいる。そこで、安曇野市が施行する同駅前広場の整備と合わせ、駅のリニューアル工事を決定した。
駅舎の外観は、安曇野市が整備する公共トイレ棟と合わせた片流れ屋根を採用。外壁や内装には木材を用い、木のぬくもりを感じるとともに、風合いの変化を楽しめるデザインとする。待合室には、明科の歴史を感じられる展示コーナーを備えるほか、外部には周辺の緑や北アルプスを望めるウッドデッキを設ける。使用する木材は80%以上を長野県産のものにすることを目標とし、地域の森林整備や環境保全に貢献。屋根上には太陽光パネルを設置し、発電した電力を待合室、事務室などに活用することで、二酸化炭素の削減を目指すとしている。
リニューアル工事の完成は、2022年度末を予定している。