西武鉄道は25日、池袋駅と豊島園駅のリニューアルを実施すると発表した。
両駅のリニューアルは、2023年に予定する「ワーナー ブラザース スタジオツアー 東京 ‐メイキングオブハリー・ポッター」開業にあわせて実施するもの。スタジオツアー東京への玄関口となる両駅の内装を変更することで、利用者の期待感や高揚感を高める空間を目指す。
池袋駅は、英国・ロンドンに所在し、「ハリーポッター」シリーズで登場する「9と4分の3番線」が設置されているという設定のキングスクロス駅を参考とし、豊島園行き列車が主に発着する1・2番ホームを改修。スタジオツアー東京への玄関口として、期待感を醸成するという。
豊島園駅では、劇中に登場する「ホグワーツ魔法魔術学校」の最寄り駅「ホグズミード駅」をモチーフとした赤基調のデザインに変更。閉園した「としまえん」のレガシーを活かす試みとして、同園で使用していたベンチや電話ボックス、模型列車の機関車をリメイクし設置する。また、既存駅舎の駅前広場側に、「イマジネーションが日常に溶け込む駅」をコンセプトとする駅舎を新築。駅前広場も再整備する。
豊島園駅の新駅舎建設工事は、2022年4月から2023年夏ごろにかけて実施。その他のリニューアル工事については、2022年夏から2023年春にかけて実施する。また、豊島園駅の現駅舎については、新駅舎の供用を開始した後、2023年度中に撤去するとしている。