JR九州は8日、2022年秋にクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の車両とコースをリニューアルすると発表した。
リニューアルは「100年をこえる物語をつなぐ。」がコンセプト。利用者に寄り添ったきめ細やかなおもてなしを行い、ななつ星で過ごす豊かさを体感しながら九州の魅力や地域の人々との触れ合いを楽しめるとしている。
車両のリニューアルでは、2号車に利用者同士のコミュニケーションや車内アクティビティの場などに使えるサロン、そして茶室を設ける。また、3号車にはバーラウンジのほか、九州各地の様々な工芸品の閲覧やグッズ購入などが可能なギャラリーショップを設置する。乗車定員は、現在の最大14室30人から最大10室20人に変更する。
コースはリニューアル後、「3泊4日霧島コース」、「3泊4日雲仙コース」、「1泊2日九州周遊コース」の3種類となる。乗車区間は、霧島コースが博多~豊後森~大分(1日目)、大分~阿蘇~熊本~水俣~伊集院~隼人(2日目)、隼人~えびの~都城~延岡~佐伯(3日目)、佐伯~大分~阿蘇~熊本~博多(4日目)、雲仙コースが博多~由布院~大分~豊後竹田(1日目)、豊後竹田~熊本(2日目)、諫早~長崎~諫早~早岐~鳥栖~博多~門司港(3日目)、門司港~宇佐~別府~大分~由布院~博多(4日目)、九州周遊コースが博多~熊本~八代~川内~鹿児島中央(1日目)、鹿児島中央~宮崎~延岡~大分~由布院~博多(2日目)。霧島コースと雲仙コースは、1日目と3日目、九州周遊コースは1日目が列車内での宿泊となる。
2022年10月出発分より、リニューアル後の車両やコースで運転する。