JR北海道は、国内で初めてとなる「鉄道車両用バイオトイレ」を31日から試験導入すると発表した。網走~知床斜里間で運転する「流氷ノロッコ号」用車両(オハテフ500-51号)に搭載する。
従来の車両トイレは、車両基地でタンクの排泄物を抜き取り処理施設に送る必要があったが、バイオトイレでは排泄物を車両内の汚物処理槽内で分解するため、それらの作業が不要になる。また、水や燃料、電気使用量が低減でき、環境負荷も減らすことができる。
鉄道車両用バイオトイレは同社を含む3社で共同開発したもので、来年3月まで設置し、稼働状況などを調べたうえで実用化を目指す。