鉄道コム

JR西、岡山・備後エリア向け新型車両のデザインを発表

2022年5月10日(火)15時42分

JR西日本は10日、岡山・備後エリアに導入する新型車両のデザインを決定したと発表した。

新たに導入する227系(イメージ)
新たに導入する227系(イメージ)

デザインコンセプトは「豊穏ほうおんいろどり」。岡山の桃、福山のバラ、尾道の桜など、沿線を象徴するピンク色をシンボルカラーに、太陽の恵みや穏やかさを暖色のグラデーションで表現する。なお、「豊穏」は、豊饒ほうじょうと穏和からの造語で、岡山・備後エリアの豊かで穏やかな気候・風土を表現したものという。

227系のデザインコンセプト
227系のデザインコンセプト
コンセプトの「豊穏の彩」
コンセプトの「豊穏の彩」

新型車両の形式は227系。広島エリア、和歌山エリアなどで導入されている形式で、衝撃吸収構造の車体、先頭車間の転落防止ホロ、戸挟み検知装置、運転士異常時列車停止装置を、岡山エリアでは初めて導入する。また、バリアフリートイレ、車椅子・ベビーカー用のスペースを設置するほか、自動温度調節が可能な空調や自動換気機能の採用で、快適性の向上を図る。さらに、出入口付近のスペース拡大、車内ドア上部の情報表示装置による2か国語での行先案内など、乗客の利便性向上にも配慮する。

227系の車内イメージ
227系の車内イメージ

新型車両は2023年度以降、2両編成および3両編成の計101両を山陽本線などに導入する。またJR西日本では、利用者などに親しみを持ってもらうことを目的に、新型車両の愛称を募集するとしている。

2022年5月10日(火)15時42分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。